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「謀略鉄路」(7)

(続き)



  記事「雲南各界爲“橋頭堡”建言獻策」「“橋頭堡”は雲南人の最も関心を持つ字句になった」という『春城晚報』は(春城とは、常春の気候である雲南省省都・昆明を指す)、雲南省の政治協商会議が昆明で雲南の企業家とフォーラムを開催したことを報じている。フォーラムでは「全省各界の政協委員、関連部門の責任者と各業界の百数人の企業家が一堂に会し、“橋頭堡”建設をめぐって問題解決の新構想などを、戦略実施に力を尽くし推進するために 提案を出しあった」という。



  このフォーラム開催に先立って5月18~28日、国務院の関連部署も交えた全国政治協商会議の調査研究グループの一行が雲南辺境に深く入り込み、「南西の開放的な“橋頭堡建設”に向かって」という特別テーマの調査研究を行っている。調査研究グループは「現在雲南省は、我が国の建設を加速させる南西の開放的な橋頭堡に向かって、すでに条件は一通り備えた」として全国政治協商会議11期3回会議上で、33人の連名で《關于把雲南建設成為面向西南開放的橋頭堡的提案》を提出している。

  調査研究を通じ、グループは「中国-アセアン自由貿易地域の建設を促進して、西部の地区と周辺の国家の全面的協力を推進する」と考えられるという結論に至っている。
  そして、「雲南は東南アジア、南アジアの対外開放の新しい構造に向かって形成され、大メコン圏の貧困地区の経済協力構造を成立せしめ、初歩的な形成のプラットフォームが雲南をすることを拠り所にする」「国家にできるだけ早く“橋頭堡”建設の指導意見を支持することを制定せよと提案する」として報告を行っている(『温州网』より「把雲南建成面向西南開放的橋頭堡條件具備」)。



  そしてその直後に雲南省の政治協商会議が昆明で開催したフォーラムにおいて、省委員会副書記の李紀恒「橋頭堡の建設は国家戦略に符合する」として、以下のような発言を行った。

  中国の西へ南への開放的な橋頭堡の建設は、中央の雲南の発展に対する新しい位置付け、新しい要求である。
  橋頭堡の建設計画の関連目標任務は産業発展、インフラ建設、対外開放協力など。各内容は国家戦略の意図と雲南の現実に符合する。


  専門家、政府関連部門責任者の話題はそのまま「どのように早く完備された『国際大通路』を建設し、橋頭堡の戦略の順調な実施のために堅固な基礎を提供するか」に及んだ。

  交通の輸送部門の関係者は、以下のように述べて、南方に進出する交通網の更なる拡大に言及している。

  現在雲南省の立体的なネットワークの原形が初めて現れた。
  いっそう交通のインフラの投資量を増大するべき。
  当面、大メコン地域間協力内で、バンコク・昆明・瑞麗・ミャンマーに計画を。
  4条の国際道路、および省の幹線の省内部分の道路のレベルアップを実現。

  陸路ですでに大体において太平洋とインド洋、ユーラシア大陸の順調な接続を実現する。
  南アジア、東南アジアの交通の中枢の地位に向かって、すでに一応の“橋頭堡”の形は確立している。


  フォーラムでは以上のような総括的な発言も行われ、鉄道の建設についても昆明鉄道局の副局長の王耕捷が要旨以下のように述べた。


  鉄道建設を強化すべき。
  
  雲南国際鉄道・東線(中国~ベトナム)は、昆明—玉溪—蒙自—河口、のルート。
  雲南国際鉄道・西線(中国~ミャンマー)は、昆明—大理—瑞麗、のルート。
  
  雲南国際鉄道の中国~ベトナム(東線)、中国~ミャンマー(西線)、これらは共に全面的に工事を開始している。



  これこそはまさに雲南省委員会副書記の李紀恒が「国家戦略に符合する」と述べている、「謀略鉄路」ではあるまいか。




(続く)
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  1. 2010/06/15(火) 14:25:29|
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